カパル(ゆるキャラ図鑑No.99)
今回紹介するのは、公益財団法人 志木市文化スポーツ振興公社のゆるキャラ
カパルさんです。
埼玉県は志木市のゆるキャラ・カパルさん。その名の通り、カッパをモチーフにしています。
焦点が全く合っておらず、なんとなくヤバイ。あまり近寄っては欲しくないタイプのゆるキャラです
さて、そんなカパルさん。
その誕生は、いまから十五年以上も前にさかのぼります。
志木市民会館パルシティ職員たちが「公社のキャラクターが欲しい。志木市にはカッパの民話もあるしカッパでいっちゃう?」などと話していました。卓上メモにカパルの原型となるキャラクターを描いていたところ、それが理事長の目に止まり、見切り発車的なGOサインが出てしまいます。記念すべき誕生の瞬間です。
2001年には公社広報誌「Sacaso」なるものが発刊され、3号誌にてカパルはデビューを果たしました。
しかし、悲劇は「さあこれから!」というときに起きました。
なんと、広報誌そのものが3号誌を最後に休刊(≒廃刊)となり、カパルはいきなり活動の場を失ってしまうのです。
広報誌を廃刊に追い込んだのはカパルではないか? 懐疑派の筆者としてはそんな見方もしてしまうのですが、ネット上の情報からはそこのところがイマイチ見えてきません。
まあ、はっきりとしているのはただ二つ。カパルがキモいということと、廃刊を機に人々からカンペキに忘れ去られたということです。
…そして、月日は流れ、2011年。
市民館公式アカウントがtwitterで「そういえばこんなキャラがいた」と呟いたところ、その強烈な見た目に話題沸騰。それを機に、カパルのtwitterアカウントが開設、さらには調子に乗って、三次元の着ぐるみまで作ってしまいました。
そして、徐々にメディアへの露出も増やしていき、ついには全国的な知名度を誇るゆるキャラにまでのぼりつめました。十年間の放置プレーに耐え抜いたカパルが、ようやく日の目を見たのです。
そんなカパルさんはtwitter上でも相変わらず精力的に活動をしており、なぜか「ヲタカッパ」として変態ツイートを延々垂れ流しています。
その結果、公式アカウントにもかかわらず、ツイートのしすぎでアカウント凍結という憂き目にあっています。しかも二回。twitterのヘビーユーザだったカパルさんは、その間ヒマすぎてやることがなくなってしまったそうです。
ただ、そんなカパルのアカウントも無事凍結を解除され、今日も元気にキモいツイートを連投しています。物好きな方はフォローすれば良いのではないでしょうか。
そんなゆるヲタのカパルも、GCB47なる謎のバンドに属し、そこではベースを務めています。バンドをやればモテる、とでも考えたのでしょうか? 安直ではありますが正しい発想です。
本バンドのメンバーには戸越銀次郎やスパンキーなど、やはりロクでもないゆるキャラが名を連ねており、ヤバいバンドであることには間違いありません。これもやはり、物好きな方のみyoutubeとかで勝手に聴いてみてください。
ちなみに、カパルの二次元(原画)はこちら。
個人的には、そこまで悪くはないと思います。むしろカワイイ。三次元にしてしまったのは完全な失敗なのでは?
唐突感は否めませんがそろそろ疲れてきたので、そんな当たり前の疑問を提示し、本記事は無理やり締めさせて頂きます。