すがもん(ゆるキャラ図鑑No.100)
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すがもん
すがもんはご老人の原宿こと巣鴨のゆるキャラ。
彼の出身はカモの国だそうです。巣鴨なのでカモつながりなのでしょう。
カモの国と人間界は秘密のトンネルでつながっており、カモたちが人間界を訪れる際は、普通の姿(=池とかでみかける普通のカモの姿)に変身しているとのこと。
しかし、「遅咲き(自称)」のすがもんは、いつまでたっても変身を身につけられません。
みかねた彼の父親は「修業してこい」とすがもんを人間界へ送り込んでしまうのです。
まさに、かわいい子には旅をさせろ。ライオンの子どもを千尋の谷に突き落すのと同じ世界。
唯一気になるのは、正体ばれるけどいいのかなという一点のみです。
だって、カモたちは人間界にいるとき、「ゆるキャラっぽい風貌→普通のカモ」という変身をしているのでしょう?
そこへゆるキャラまんまのすがもんが送り込まれてしまえば、彼の正体がばれてしまうことは必至。カモ界のセンパイたちが代々守ってきた秘密が一瞬でバレてしまいます。
ただ、それを補って余りあるのが彼のセンス。
自己紹介欄の「嫌いなもの」にネギと答えているのです。カモにネギ、ということからきているものでしょう。これ以上の模範解答はありません。
たいていこういう「好きなもの/嫌いなものコーナー」ではスベるのが通例なのですが、彼はその点をうまくクリアしていると言えます。
そして、そのセンスは彼の服装にまで及んでいます。
祭りでもないのに赤いハッピ。なんてハッピーなヤツでしょう。
巣鴨はお年寄り界の原宿にたとえられるだけあって、さすがにナウイ。そのセンスは他のゆるキャラの追随を許しません。
そして、その背後にちらちらと見え隠れするのが赤パンツのマルジです。これは巣鴨の名物店で、ひたすら赤い衣服(特にパンツ系)を売りまくるという猟奇的なお店。巣鴨に行く機会があれば、一度訪れてみると良いでしょう。その押し寄せるような赤に、アナタの色彩感覚が狂うこと間違いなし。
そして、すがもんのブログには、このマルジが不自然なほどに頻出いたします。
わたしの偏見と先入観に満ちた統計では、3回に1回はマルジの記事が投稿されています。
野球選手がミズノのグローブを使うのとかと同じように、CM契約でも結んでいるのでしょうか。
仮にそうだとして、ゆるキャラ×赤パンツというコラボレーションは甚だ疑問ですし、
そもそも、ひたすら赤パンツを売りまくるというビジネスモデルは、わたしには到底理解不能です。
まあそれでも、どうやら流行っているようでなにより。なんだかよくわかりませんが、マルジには、これからもその独自路線をトップスピードで駆け抜けてもらいたいものです。
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さて、ここまで書いて気がつきましたが、今回記念すべき当図鑑のNo.100記念でした。
どうせならもっと華のあるキャラを起用すればよかった。
内心そんな風にも考えてしまうのですが、時すでに遅し。
書き直すのがめんどうくさいので、微妙なテンションのまま、このメモリアルな記事をぶつ切りで締めたいと思います。