Suicaのペンギン(ゆるキャラ図鑑No.81)
こんにちは。今回のゆるキャラはJR東日本からのエントリー
Suicaのペンギン
交通系ICカード"Suica"(筆者はPASMO派です)でおなじみのこちらのキャラクター。
シンプルだけれど温かみのある、非常に完成度の高いゆるキャラとなっています。
それもそのはず。
こちらは絵本作家である坂崎千春さん、つまりはプロ中のプロによりデザインされたゆるキャラなのです。
有名どころでは他に、千葉県のゆるキャラ・チーバ君(参考:チーバ君(ゆるキャラ図鑑No.50) - 毒舌!ゆるキャラ図鑑)なども同氏によって生み出されています。
これだけ素晴らしいゆるキャラ・Suicaのペンギンさんですが、なんと、名前がないようなのです。
坂崎さん、JR東のいずれからも命名されず、「名前はまだない」という、吾輩は猫である状態が十年以上続いています。JR東社内では"it"とか呼ばれて虐待でも受けているのでしょうか。
仕方がないので、名前を呼ぶ必要がある際は「Suicaのペンギン」、あるいは単に「ペンギン」などと呼ばれているそうです。名前くらい付けてやればいいのに、と思うのは筆者だけではないはずです。
しかし、です。
このペンギン、実はSuicaのゆるキャラになる前から存在しています。
坂崎さんの作品「ペンギンゴコロ(1998年)」、「ペンギンスタイル(1999年)」等に登場しており、それがSuicaに採用されたということのようです。
※Suicaの登場は2001年
「広大な南極海で『スイスイ』泳ぎ回るペンギンの所作と、Suicaで『スイスイ』便利になるというイメージとを掛け合わせた」ということで、ペンギンの出身は南極。
さすがのペンギンも、南極から泳いで来日するのはキビシイでしょうから、きっと「南極→成田→都内(成田エクスプレス)」という経路を使用したのでしょう。注目すべきは、「JR東の交通機関をほぼ使用していない」という点ですが、あまり深くツッコめば、JR東の広報担当に怒られそうなのでやめておきます。
なお、JR東といえば、毎年冬に話題になるのが、スキーのポスター。キャッチコピー、起用するタレントさんを含め、毎年素晴らしい出来となっています。
ただ、今年は暖冬。
各地スキー場が閉鎖、オープン延期等に追い込まれており、関係者にとっては厳しい冬となっています。
そして、そんな中掲示されているポスターがこちら
そこに雪はあるか
いや、ない
完全に漢文で習った反語。自らの放った謳い文句が、ブーメランのように脳天に突き刺さっています。
筆者自身、スキーもボードも大して好きではないので、失礼ながら爆笑してしまったのはここだけの話です。