日本一アツいまちのキャラクター アチチうなぎのしまッチ(ゆるキャラ図鑑No.75)
こんにちは。ぼけねこです。
今回は、高知県からのエントリー。
日本一アツいまちのキャラクター アチチうなぎのしまッチ
長い。
名前が、長すぎです。
頑張って数えてみましたが、たぶん二十六文字あります。
「日本一アツいまちのキャラクター」という前振りは果たして必要なのでしょうか?
「アチチうなぎのしまッチ」というのも、いささかクドすぎやしないでしょうか?
いちいち彼の名をタイピングするのも面倒なので、以下、うなぎ(略)と表記させて頂きます。苦情は一切受け付けません。
さて、うなぎ(略)ですが、高知県四万十市のご出身。
四万十市といえば、41.0℃という、国内の観測史上で最も高い気温を記録した土地として有名です。うなぎ(略)の名前がやたら長いのも、暑さをPRしたいがためのようです。
たしかに、その風貌をよくよく観察すると、麦わら帽子に汗、水筒と、暑さを表わすアイテムが揃っています。
そしておまけに、顔色まで悪い。貧血かなにかでしょうか。熱さをPRする前に、さっさと木陰で休めと思うのは筆者だけではないはずです。
しかし、彼の顔色がすぐれないのを見て見ぬ振りをし、四万十市は暑苦しいほどまでに夏の暑さを押し付けてきます。なんでも、最高気温を記録したのち、「41℃プロジェクト」なる団体を立ち上げ、日本一暑い町のPRに力を入れているようなのです。
たしかに「日本一」という響きは素晴らしいです。なんでも一番は良いことですから。一番になることは大変ですし、生半可なことではトップは取れません。それは、このゆるキャラ界に身を置くわたくしぼけねこも、肌でひりひりと感じていることです。
ただ、なにも暑いことをそこまでアピールしなくとも良いのではないか? むしろ、暑いことがわかれば、人々の足は遠のいてしまうのではないか?
なにをすき好んで、わざわざクソ暑い場所へ足を運ばねばならぬのでしょう? 北海道へでも行った方がずっと賢い選択です。それでなくても蒸し暑い日本。あえて暑い土地へ赴く道理など、どこにもありゃしないのです。
本ゆるキャラ・うなぎ(略)とて、できることなら四万十市を離れ、軽井沢辺りの避暑地に住むことを夢見ているのではないでしょうか? そんな彼を、こんな青白くなるまで41℃の町へ縛り付けた四万十市は、シーシェパードに目をつけられ、極寒の地・シベリア辺りまで追い回されてしまえば良いのです。
ちなみに、なぜわたしが彼に対してこれほどまでに辛辣かといえば、ひと昔前までは山形県(筆者の出身地)が、最高気温記録を保持していたからです。端的に言えば、悔しいからです。
さらに暑い県が出てしまったことで、山形は「夏暑くて冬寒い」という、ただ過ごしづらいだけの田舎へなりさがってしまいました。
夏は暑いし冬は寒い。それでも「日本一」の肩書に、ひと昔前までは鼻高々でしたが、いまとなっては過去の栄光。やはり「二番ではダメ」なのです。
故郷を愛する筆者としては、これからもうなぎ(略)を目の敵にしていきたい所存です。