りそにゃ(ゆるキャラ図鑑No.61)
こんにちは。ぼけねこです。
今回紹介するのはこちらの方
りそにゃ
街中で見かける方も多いのではないでしょうか。
りそにゃは、りそなグループの公式ゆるキャラです。
自身の紹介HPで、「いつも緑のネクタイとジャケットを着用しています。クールビズなんて、どこ吹く風って感じです」と語るりそにゃん。
いくら暑かろうがスーツは脱がない。
銀行のゆるキャラだけあって、さすがに礼儀正しいです。
まあ、一番暑いのはその着ぐるみではないですかなんてツッコミも入れたくなりますが、野暮になるのでやめておきましょう。
さて、そんなりそにゃですが、インターネットで検索をすると「りそにゃ かわいくない」と不吉な予測変換ワードが出てきます。
そうですかね?かわいくないですかね?
ネコにしとけば大体外れないというゆるキャラ黄金則があるため、かわいくないはずはないのです(当サイトのぼけねこちゃん然り)。
作り手側も安易にネコに頼るのは良くないですが、それはまた別の話。街でりそにゃをみかけ、つい口座を作ってしまったという過去を筆者は持ちます。
残念ながら口座の中身は大したことがありませんが、それでもりそにゃは、顧客獲得に貢献したわけです。
そんなこんなでネットの海をゆらゆらさまよっていると、ゆるキャラグランプリ公式サイトのりそにゃのページにたどり着きました。
そこにあった写真がこれ。
ああ。
たしかにちょっと怖いかもしれません。
なんか、焦げついた資金の回収とかにこられたら、思わず土下座してしまいそうな風貌です。
二次元の絵だとかわいいんですけどね。
着ぐるみがかわいくない、というのはある程度真実のような気がします。
ちょっと真面目な話をすると、ここがゆるキャラグランプリのネックであり、ポイントなのです。
上記グランプリには参加要件さえ満たせば誰でも参戦できるのですが、一番大きな壁が「着ぐるみを用意すること」という条件。
着ぐるみを用意するには資金が必要(おおむね数十万~)ですし、なにより、別途デザインを考える必要が出てきます。
二次元でかわいかったゆるキャラが、三次元でかわいくなるとは限らないのです。
これに対する有効な戦術として、ぱっと思いつくところでは下記二点でしょうか。
- 三次元でもかわいくなるよう、あらかじめデザインを考えておく
- 三次元でかわいくならないのを覚悟の上、ゆるキモ路線で攻める
まず一つ目については、王道といえるでしょう。ぐんまちゃんとかくまモン辺りは、この辺りに見事対応している気がします。けれど、二次元でかわいくかつ三次元でも、となるとなかなかハードルは高いと思うのです。
そこで、二つ目は、昨今のゆるキャラ業界で常道となりつつある手法です。あえてキモイ路線で攻め、話題性を狙う。三次元でキモイキャラを作るのはそれほど難しいことではありません。頭と身体のバランスを悪くすれば、わりと簡単にいびつな印象を与えることが出来るからです。
りそにゃんは「ゆるキャラグランプリ1位を目指す」と公言していますが、はたしてどうなることやら。筆者個人としては、上の「三次元問題」さえうまくクリアできれば、上位に食い込むだけのポテンシャルを持っていると思います。着ぐるみを作ってしまった以上、もはや手遅れですが。
なお、なぜわたしがゆるキャラグランプリの参加要件に詳しいのかといえば、以前本気で参加を検討していたからです。
着ぐるみの製作費が高すぎるのと、デザインが面倒くさすぎるのとで参加を断念したのは、ここだけの話です。