出世大名家康くん(ゆるキャラ図鑑No.48)
こんにちは。
今回紹介するのは、あの有名武将の生まれ変わり
出世大名家康くん
家康くんは静岡県浜松市からのエントリー。
ちょんまげには浜松市の名物・うなぎをつけています。
家康といえば江戸のイメージが強いですが、実は彼、静岡県に非常に縁が深く、浜松市のほか、静岡市には駿府城というお城も残っています。
さて、そんな家康くん。
2013年ゆるキャラグランプリでは、「1位になれなかったら断髪する」と宣言しましたが、さのまるに僅差でやぶれ、惜しくも2位という結果に。
公約通りちょんまげを切り落とし、出世大名ならぬ、出家大名家康くんとなった時期もありました。
そのとき彼は「言ってしまったのう。あとには戻れんのう」と、武将らしからぬコメントを残しています。
そして、翌2014年は作戦を練り直すとのことで、不出馬を表明。
?
意味不明です。
普通に出ればいいじゃないか。戦略もなにもあるのか。出た方が目立てるだろう。
そんな風に思いましたが、それは、筆者の甘い素人考えでした。
今年2015年のグランプリ。
よくよく見ると、開催地が静岡県浜松市になっているのです。
家康くんの出身も浜松市。
つまり、ホーム開催というわけなのです。
2014年辞退した際、裏でどのような取引があったのか、筆者には知る由もありません。
そして、ホーム開催であることが果たして意味を持つのか、やはりこれもわかりません。
サッカーじゃあるまいし、ホームもなにもないだろう、というのが筆者の感覚ですが、家康くんのことですから、その辺りもきっちり戦略を練ってあるのでしょう。
ネットで調べると、企業、団体を総動員した組織票、そして候補者調整なるガチ選挙さながらの単語が見え隠れしますが、あまり深入りすると消されてしまいそうなので、これ以上記述することはいたしません。
加えて、大政治家をモチーフにしただけあって、家康くんはポジションの取り方、立ち回りが非常にうまいのです。
有名なゆるキャラと積極的に交流を図ったり、時にはガチャピンばりのパフォーマンスをみせたりと、自己アピールのうまさはさすがです。
強い者とコネクションを深めていく、という行動は、まさに政治家そのもの。
一見とぼけた顔をしていますが、そんなところを含め、「タヌキ親父」と呼ばれていた家康の名に恥じぬゆるキャラとなっています。
われわれ一般市民はまったく関知していませんでしたが、ゆるキャラ界も、裏側ではかなり熾烈な戦いが繰り広げられているようです。
まもなく投票が始まるゆるキャラグランプリ。
天下分け目の大決戦。
勝利の女神は、誰に微笑むのでしょう。
ゆるキャラグランプリHPはコチラ!:
※2016.01.24追記
家康くんですが、2015年度グランプリで見事1位を獲得しました。事前のネット投票では2位だったのですが、最終日に彼のホーム・浜松で行われた現地投票で大逆転。彼の政治力が光った一戦でした。