ノン子(ゆるキャラ図鑑No.92②)
今回のゆるキャラ図鑑は、
ノン子さんをご紹介
さて、前回の続編です。
まだの方はまずコチラをぜひ。
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…ノン子が擬人化をされている、という話からでした。
ゆるキャラの擬人化ってどういうことなのか?
ゆるキャラって、既に擬人化された存在ではないのか?
百聞は一見にしかず。
まずは実際に見てみるのが早いでしょう。
擬人化されたノン子はコチラ。
目を疑った方もいるかと思いますが、右のカワイイ女の子がノン子。「立正大学心理学部の学生」という設定を反映し、大学生をイメージして描かれています。
あまりのカワイさに、ついノン子のファンになってしまいそうになるのですが、その仮の姿に、ゆめゆめ騙されてはいけません。
本来の彼女は、ド○ミちゃんもびっくりの、ずんぐりむっくり二頭身女子なのです。
参考画像:実物ノン子
ちなみに、ノン子の隣の緑のカワイイ少年は、あの悪名高い大崎一番太郎です。
デフォルメされすぎて、もはや原型をとどめていません。
というより、「少しでも似せよう」という気が全く感じられません。
いくらなんでも実物との間のイメージがかい離しすぎです。
比較画像1:擬人化太郎
比較画像2:リアル太郎
さて、ノン子をかわいくし、一番太郎をステキな男のにしてしまった張本人。犯人は、赤井里実さん。漫画家の方です。
プロの方ですから、当然絵ウマい。しかし、全く似ていない。なぜか?
まず一つは、大崎一番太郎の年齢を忠実に反映してしまったためです。
彼は「宇宙歴6歳」というワケのわからない設定になっています。中の人ですら忘れていた設定であるにもかかわらず、です。人間年齢6歳に見た目を当てはめた、というのがとりあえずの言い訳です。
これだけならまだよかったのですが、もう一つの致命的な理由は、赤井里実先生が、シ○タコンであったこと。
一番太郎の擬人化を描いた後の、先生のコメントがコチラ。
6歳……設定どおりですから!
むしろ「6歳」の文字で一気にテンションあがりましたから!
すみません…。ちょっと趣味に走りました。
女子大生と6歳のカップルだとモロに私の守備範囲ですね(笑)。
誰も止められません。やる気、勢い、そして先生の性癖。下手に手を触れれば、一番太郎もろとも、一応人間である筆者まで擬人化されてしまいそうです。
そして、それだけではやめられないとまらない。赤井先生は、今度はキャラをロリ化してしまいます。まるでかっぱえびせんでも食べるかのようにアンストッパブル。こうなってはCalbeeの思うツボです。
もうめちゃくちゃです。twitterなど、ネット界隈ではそれ系の方たちが大興奮。
そして、ついにはネットの世界を飛び出し、コミケ時の大崎駅※にまで姿を現わします。
※大崎駅はりんかい線に所属。一方、コミケ会場は同じくりんかい線の国際展示場。そのため、オタクな方々の通り道と化してしまうのです。
まさに、テレビの中から貞子が出てきた時のような恐怖感。さすがに現実までは出てこないだろう、と思い安心してみていたら、いつの間にか他人事ではなくなっていたかのような恐怖感です。
そういえば、筆者がノン子の記事を書いているのもご本人からtwitter上で、「|ωΟ。)ちらっ」と、彼女のことを取り上げるよう脅されてしまったからなのです。
思わず背筋は凍り、これまでの人生が走馬灯のように頭の中を駆けめぐりました。おかげで、死に物狂いで長文を書き殴っています。
…まあ、結果的にではあるかもしれませんが、ノン子が「オタク」な方々に焦点を当てたのは、間違ってはいませんでした。
以前記事で取り上げたように、大崎駅はコミケの際の通り道。ある意味、ソチラの方々に焦点を当てることは、戦略的に正しいことなのです。
「ゆるキャラマーケティング」なるゼミがあれば、成功事例として取り上げられること必至。ノン子は心理学なぞ勉強している場合ではありません。
なお、そんなノン子の特技は一番太郎の調教。
女子大生が6歳の一番太郎を調教するなど、絵的にかなりヤバイ気がします。
当の大崎一番太郎自身は、ノン子とのアヤシイ関係を、
おじいちゃんの孫の息子の嫁のお姉ちゃんの弟のところにホームステイしてきたインド人の甥っ子の姪っ子の妹的な感じ?
と必死に否定しています。
やはり怪しい。これは匂う。
しまいには、
南海キャンディーズの山ちゃんとしずちゃん的な関係だね
ELTのいっくんともっちー、べつに結婚してないでしょがぁ!
などと、芸能人の名前を出し、ノン子との関係を否定する始末。
引き合いに出された芸能人がかわいそうです。
南海キャンディーズはともかく、ELTとかは完全にブランドイメージにダメージを与えています。あの名曲"fragile"を聴くとき、一番太郎とノン子の顔が浮かんできそうで非常に嫌です。夕食時にELTがMステで熱唱していたら、みそ汁吹き出します。
…気がついたらノン子さんの紹介記事が、半分くらい一番太郎さんの紹介文に浸食されていました。
この生命力、この存在感。まるでウイルスのようなキャラクターです。
ちなみに、本稿の大部分のソースは一番太郎自身が作ったNaverステマ記事から取ってきたのですが、それは公然の秘密。わかっていても口に出してはいけません。
参考:Naverステマ記事