ノン子(ゆるキャラ図鑑No.92①)
ゆるキャラ図鑑No.92は、この方。
ノン子
彼女は大崎一番太郎といつも一緒の女の子。品川区の立正大学心理学部へ通う女子大生です。
「女子大生」という響きには、ともすればポジティブなイメージがつきまといがちですが、ノン子はどうでしょう?
プリクラのデカ目補正が効きすぎたようなギョロギョロの眼球に、ギラギラのピンクスタイル。口が裂けてもカワイイとは言えない。むしろキモい。「カワイイ」か「キモイ」かで決選投票をすれば、3対97くらいで後者に軍配が上がりそうな気がします。
しかし、「女子大生」という甘い響きに騙されたのは、当の立正大学心理学部。
彼女の口車に乗せられてしまったのか、ノン子携帯クリーナーなるものを製作してしまったのです。
彼女が立正大学に侵入(=入学) したのは2011年の春。
それ以前、そしてそれ以降の志望者数は筆者のあずかり知るところではありませんが、「立正大心理学部の志望者が減ってはいまいか?」とつい考え込んでしまいます。心配性の筆者としては、立正大関係者の今後を思うと、不安で夜しか眠れません。
なお、完全に余談にはなりますが、筆者もまた、こう見えて大学を出ています。
大学が好きすぎて5年間籍を置いてしまったのですが、実はノン子と同じく心理学を専攻しておりました。
学生時代を思い出すと、フロイト的な夢判断はつまるところ幼児期の抑圧(デプレッション)からの解放に帰結し、ユング派の河合隼雄氏は夢判断的には茂木健一郎の天然パーマのアハ体験に通ずるものがある、などと、つい自らの知識をひけらかしそうになるのですが、それがヨウカンの上の金箔以下の価値しかないことにいま気がつきました。
ちなみに筆者は大学で学んだことを生かし、現在は全く関係のない仕事に携わっています。
さて、ノン子は2011年に大学入学とのことなので、順調にいけばそろそろ卒業しているはずですが、彼女はカウンセラーにはなれたのでしょうか?
そう思い彼女のことを調べていると、「留年しすぎてもはや何年生か忘れた」との記述が。
安心しました。
心を病んだ方が彼女と対面すれば、患者さんの精神は、ますます混迷を極めそうです。良識人の筆者としては、この国の国家試験が正常に機能し、彼女が無事、別の職へ就いたことを心から願うばかり。彼女には「ご当地キャラ」という商店街の人々から与えられた天職をまっとうして欲しいものです。
そんなノン子は擬人化され、その画像がネット上に流布しているようです。
イマイチぴんときません。
「豆腐の擬人化」とか「車の擬人化」ならすんなり理解出来ますが、「ゆるキャラの擬人化」ってどういうことなのでしょう。
そもそもゆるキャラ自体、身の回りのモノ・名産品などを擬人化したものではないのか?
そんなマジメな疑問もつい思い浮かんでしまいますが、長くなりすぎて疲れました。
「フロイト云々~」のところでアタマを使いすぎたのかもしれません。普段アタマを使わなさ過ぎて脳ミソが熟成し、半分くらいカニミソになってしまった筆者にはツラい作業です。カニミソは冷たいビールとよく合います(本当です)。
そんなわけで、「続きはまた明日」ということで 許してください。