毒舌!ゆるキャラ図鑑

ゆるキャラ制作の経験を持つ筆者が、人様のゆるキャラを勝手に斬ります。

 



お猿のくぅ(ゆるキャラ図鑑No.91②)

こんにちは。前回に引き続き、岐阜県飛騨高山のゆるキャラ

お猿のくぅさんです。

 

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つい長くなってしまったので、二回に分けての記述となってしまいました。

 

(前編がまだの方はコチラ!)

 

 

 


どうしてこんなに長くなってしまったかというと、お猿のくぅさんご本人から「オレ様のこともぜひ書いて欲しい」とtwitter上で要請を受けたからなのです。決して、山形出身の筆者が岐阜県にライバル意識を抱いているからではありません。

 

 

なんと嬉しいことではありませんか。

つい肩に力も入ってしまうというものです。

 

前回は肩に力が入り、記事はあらぬ方向(岐阜vs山形論争)へ大暴投、肝心の筆者は脱臼寸前にまで追い詰められましたが、
今回は適度に脱力し、なんとかストライクゾーンへボールを収めたいと思います。

 

 

 

 

 

*** 

 

 

 

さて、知名度の上がりつつあるお猿のくぅ。

 

ネットの海を漁ってみると、彼の「プロフィール」なるものが諸所で見つかります。

 

彼の基礎情報がまとめられているという点ではあまり変わらず、中には永遠の23歳などというフザけた記述も見つかりますが、それは無視

 

 

 

注目すべきは彼の特技です。

 

 


まず、岐阜県のゆるキャラをまとめたHPでは、「特技:ショートスキー・人の応援・お手伝い」となっています。

 

なんというか、模範的な特技ですね。飛騨高山は、その名の通り山で有名な地域なので、「特技:ショートスキー」は地元のPRにもひと役かっています。

 

また、「人の応援」「人のお手伝い」というのもなんとステキなことではありませんか。彼のブログ等を見る限り、このアツイ想いに嘘偽りはないのでしょう。筆者としても、それら記述に、なんら異論を挟むものではありません。

 


また、くぅの公式HPでは、「特技:スキー・人を脅かす事・ゆるキャラのアテンド」となっています。

 

 

多少記述が異なるのは気になりますが、面白いのでまあいいでしょう。「ゆるキャラのアテンド」が特技という点についても、意味不明のまま放置しておくこととします。

 

 

 

問題は、Wikipediaでの記述。

 

 

 

特技:ナンパ

 

 


「人の応援」「人のお手伝い」という美しい記載はどこにも見当たらず、特技欄には「ナンパ」のみの記載が。

 

所詮はWikipediaの記事ですし、どこまで信ぴょう性があるのか、筆者には判別がつきかねます。「参考知識」程度にとどめておくべきものだとは、頭では理解しているつもりです。

 

 

しかし、彼のプロフィールや風貌を見る限り、「ナンパ」が特技というのは決して風評被害とかではない、という気がするのです。

 

 

 

ここからは完全に筆者の邪推ですが、公式HPの記載も、元は「特技:ナンパ」だったのではないでしょうか。

 

一個人の始めた非公式ゆるキャラだった彼が、高山市から特別住民票を与えられ、「非公式の公認ゆるキャラ」というややこしい肩書を得るにつれ、多少カドが取れたのではないでしょうか?

 

もちろんトガっていることは重要ですし、世間で流行るためにも欠かせない要素です。単にゆるいだけのゆるキャラが大ブレークするのは、難しいことなのです。(ふなっしーを見ればわかります)

 

一方で、世間に広く認知され、子どもの人気も取り込むためには、「特技:ナンパ」では世のお母さまたちの反感をかってしまう。

 

その両方の折り合いをつけるため、世の流れを読みマイナーチェンジを重ねいまに至るのではないかと考えられるのです。キャラクターが少しずつ変わっていくのは、両さんやサザエさんを見てもわかります。時の洗礼を受けながら、その時代の要請に応えていく。それは、「キャラ」として生き残るための必要条件なのです。

 

 

 

 

 

上記の推測が正しいかどうかは別としても、チャラい見た目に反し、中の人が実はアタマを使っている点が随所に見てとれます。

 

例えば着ぐるみ。


着ぐるみの造形が人間に近いため、長時間の活動が可能であり、スキーやスケートも難なくこなす。また、ストローや箸を器用に使い、着ぐるみのまま飲食や喫煙もする。つまりは自由自在なのです。

 


着ぐるみ設計の段階から完全に計算済みで、ガチャピン顔負けのアクティブさ。そのうち宇宙飛行とかもしてしまいそうな勢いです。

 

 

 

前回の記事では「不良の優しさ、きゃあステキ理論」について言及しましたが、その辺りも全て計算済みである可能性すらあります。

 

チャラい見た目や素行とは裏腹に、かなりクレバーなゆるキャラなのかもしれません。

 

 

 

そんなチャラくて計算高い彼は時流に乗り、きたる2月14日には「ゲスの極みバレンタイン」なるイベントを都内で開催するようです。

 

 

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チラシを見る限り、内容はかなりチャラい。

 

果たして、女性関係にゆるそうなお猿のくぅに、ゲス乙女をいじる資格があるのか?

 

はなはだ疑問ですし、おそらくNOが正しい答えなのだと思います。

 

 


ただ、残念ながら、筆者としてはどちらにもさして興味がありません。


これ以上の追及はセンテンススプリングに任せておくとして、ゲス乙女もくぅも「両成敗」ということで本稿は締めさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

参考:彼の公式HPはコチラ!:飛騨高山公認 ゆるキャラ/お猿のくう/TOP

 

 

 

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