みきゃん(ゆるキャラ図鑑No.72)
みなさんこんにちは。ぼけねこです。
ブログの更新をすっかりさぼっていましたが、その理由は他でもありません。
筆者がブログに飽きていたからです。その存在すら半分くらい忘れかけておりました。
しかし先日、ふとしたことでブログを見てみると…
アクセス数が維持されているではありませんか。
感動しました。XJAPANを聴いた時の小泉元首相ばりに感動しました。
こりゃあもう、ブログを更新するしかないですよ。
XJAPANをBGMに、気持ちを込めて記事を書いちゃいます。シャウトしながら記事を書いちゃいます。
それではどうぞ。
ウルトラソウッ!HEY!
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さて、今回紹介するのはこちらの方。日本の孤島・四国よりお越しいただきました。
みきゃんさんです。
みきゃんは愛媛県出身のゆるキャラ。愛媛といえばみかん。みかんといえば愛媛というわけで、文字通りみかんを模したゆるキャラなのです。
「みきゃん」という名前の「み」は「みかん」から、「きゃん」は子犬の鳴き声からきているそうです。さらに、「きゃん」には英語の”can(=できる)”という願いも込められており、ベタではありますが、ネーミングは悪くはないのかなというのが筆者の感想です。
しかし、問題は生年月日。
2011年11月11日で、「ワンワンワンワンの日」だとのことです。
目の前で読み上げられたら相当うっとうしい気がします。思わず拳を固くしてしまうかもしれません。
そもそも、なぜイヌなのかよくわからないですし、風貌は完全にタヌキのそれです。プロフィール欄を見て、初めてイヌだと気づかされました。
そんなみきゃんですが、2015年度ゆるキャラグランプリでは2位という好成績を収めています。
ただ、こちらは注意が必要で、2位という輝かしい結果も、みきゃんにとっては悔しいものなのです。
というのは、インターネット投票では1位だったものの、ゆるキャラグランプリ開催地で行われた最終投票で、地元よりエントリーの出世大名家康くん(出世大名家康くん(図鑑No.48) - 毒舌!ゆるキャラ図鑑)に逆転を許し、苦汁を飲まされているのです。
ゆるキャラグランプリに開催地もクソもあるのか? インターネットでの投票だけでよかったのではないか? 様々な思いが頭の中を駆け巡りますが、結果は結果。ゆるキャラ界もなかなか厳しいのです。
しかし、未練タラタラなのはみきゃんご本人。
自身のHP(参考画像下記)には「インターネット投票は堂々の1位やったけん!」というコメントを残しています。「堂々の」とわざわざ記述する辺り、中の人の無念さがひしひしと伝わってきて、つい笑ってしまいます。
それでも、これまでの経緯を考えると、みきゃんへ同情したくもなります。
みきゃんは2012年度ゆるキャラグランプリでは、「バリィさんの方がイケル!(同じ愛媛県出身、参考:いまばり バリィさん(図鑑No.69) - 毒舌!ゆるキャラ図鑑)」と県から判断され、見向きすらされませんでした。投票結果も847/865位と非常に残念なものに終わっています。
バリイさんが殿堂入りを果たしたのち、ようやく県のバックアップを受けられるようになり、その後は2013年度11位、2014年度3位と、着々と順位を上げてきました。
そして、「今年こそは!」とインターネット投票1位を獲得したにもかかわらず、上記グランプリを地元へ誘致する、という家康君の黒い政治力に負け、トップの座を逃すという、なんとも「持っていない」ゆるキャラなのです。
みきゃんにつきましては、来年度グランプリでの動向が注目されるところではありますが、みればみるほど、「みきゃんって本当にカワイイのか?」という根本的な疑問が湧いてきます。
なんとなく、オトナの事情、政治に翻弄されかわいそうなみきゃんではありますが、これもゆるキャラの定め。今後の活躍を生暖かく見守ってやりたいと思います。