三浦ツナ之介(ゆるキャラ図鑑No.70)
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三浦ツナ之介
その名の通り、ツナ之介は神奈川県三浦市の漁港で生まれました。
三浦市といえば三崎まぐろ、三浦市といえば三崎まぐろということで、ツナ之介もまぐろをモチーフにデザインされています。
頭には三浦ラーメンの器をかかえ、身体には三浦一族の鎧をまとっています。そして、脇には大根をまるごと一本かかえるという、なんとも脈絡のない格好をしているゆるキャラ。
それがツナ之介なのです。
ハッキリ言って、大好きです。
このいびつさ。この不気味さ。
どこをどうみたってゆるくはない。百歩譲ってゆるいにしても、絶対かわいくはない。
筆者が求めているのは、彼のような硬派なゆるキャラなのです。パンチのきいた、記憶に残るゆるキャラなのです。
世間ではゆるキャラグランプリだなんだと騒いでいますが、そうじゃないのです。何位入賞だとかなんだとか、そんなの、些末なことなのです。大切なのは記録に残ることではありません。人々の記憶に残ることなのです。
その点、彼は全く申し分ありません。
この、世間に媚びる気を一切感じられないキモい風貌。男の中の男。まさに海の男って感じがします。一目見たら夢に出てきそうです。
しかし、そんな硬派なツナ之介も、やはり地元密着型のゆるキャラのようで、デザインと氏名は公募で決まったとのこと。
三浦の商工会議所の関係者は「かつての三浦一族に多かった『〜のすけ』と『ツナ』という字が組み合わさっていたのが決め手」と語っているようですが、そのまんまじゃねえかと感じてしまうのは、筆者の不徳のいたすところでしょうか。
また、同じく地元出身の超大物・小泉進次郎氏も、ツナ之介のことをブログで取り上げています(参考:『つなのすけ、デビュー』|小泉進次郎オフィシャルブログ「日本の政治を未来のために~自由民主党~」Powered by Ameba)。
詳しくは氏のブログをお読みいただきたいのですが、一つ言えるのは、仕方なく書いている感がものすごいということです。
地元のゆるキャラですし、ないがしろにするわけにはいかない。かといって、深入りもしたくはない。
そんな心の動きが手に取りわかるほど、気持ちのこもっていない文章となっています。
まあ、氏は政治家ですし、地元の票田を失うわけにもいかないのでしょうから、こうならざるを得ないのでしょう。たぶんこれが、彼なりの精いっぱいの誠意で、筆者としてはむしろ好感を抱いてしまいます。さすがに、幼い頃からXJAPANを聴いているだけのことはあるな、という気がします。
最後になりますが、ツナ之介のプロフィール欄には「疲れると横になって目を開けたまま寝る」という記述があります。
筆者がこの一文を読んだとき、陸に打ち上げられ死んだ魚みたいだなとか思ってしまったのはここだけの話です。