ふっかちゃん(ゆるキャラ図鑑No.57)
こんにちは。
今回はこちらの方を紹介
ふっかちゃん
埼玉県は深谷市からのエントリー。
深谷市の名物はネギということで、脳天にはネギが突き刺さっています。
そんなふっかちゃん。
制作の過程では、まずデザインを一般公募し、その後市民やら小中学生やらの声を取り入れ、選ばれたゆるキャラとのこと。
かの有名なせんとくん(参考:せんとくん(図鑑No.8) - 毒舌!ゆるキャラ図鑑)などは、制作の過程で市民の声を反映せず、そのせいで一時は撤回を求める運動が起きたことを考えると、ふっかちゃんは非常に民主的なゆるキャラということができるでしょう。
その過程でカドが取れたのかもしれません。
昨今氾濫するキモゆる系のキャラとは一線を画しており、その風貌はTHE正統派。
「ゆるキャラ」の名に恥じぬ、かわいく、ゆるいキャラとなっています。
一つ気になることがあるとすれば、性別がその時々で変わるという設定。
なぜこんな設定にしてしまったのか?
男女の垣根が取り払われつつある昨今の風潮を反映したのか、はたまた単に決めるのが面倒なだけだったのか、それは深谷市の人々のみぞ知るのでしょう。
まあかわいいですし、男でも女でもどっちでもいい、というのが筆者の正直な感想です。
さて、ふっかちゃんの情報をネットで探してみたところ、さすがに広報関係も充実しており、SNSや公式HPはもちろん、ファンクラブサイトなるものも見つかりました。
ここで筆者の目に留まったのは、ふっかちゃんのスケジュールなるもの。
各地でのイベント情報が満載で、それを見ればふっかちゃんをフォローできるのですが、ちょくちょく下記のような表現が散見されます。
内緒だよ♪Y(o≧ω≦o)Y
うるさい
「Y」でネギを表現している芸の細かさを含め、気を抜けばついアンパンチをお見舞いしてしまいそうです。
普通に「予定あり」にしておけばいいのにとか、最初から載せなければいいのに、と思うのは筆者だけでしょうか。
ひょっとしたら、着ぐるみをクリーニングへ出してたり、中の人が有給を取っていたりでもするのかもしれません。ゆるキャラといえど、その維持はなかなか大変なのです。
ちなみに、ふっかちゃんの2014年ゆるキャラグランプリ成績は2位と、あと一歩で優勝に届くところまできています。
2015年のゆるキャラグランプリは、自身を追い込むためか、邪推をすればみんなの注目を集めるためか、「今年で最後」という宣言をしています。
背水の陣が功を奏するのか、現時点で筆者が知るところではありませんが、数少ないマトモなゆるキャラですので、ふっかちゃんには今後とも頑張ってもらいたいものです。