おっ!サン(ゆるキャラ図鑑No.51)
こんにちは。
今回紹介するのはこちらの方
おっ!サン
この方、ただのおっさんではありません。
彼の出身は、兵庫県神戸市のサンテレビ。由緒正しきテレビ局の生まれなのです。
「おっ!サンテレビ」というキャッチコピーをもとに、2006年に生み出されたゆるキャラです。
ゆるキャラをネットで漁っていて目に留まったのがこのおっ!サン。
詳細を見てみたら、やはり関西人の仕業でした。
この迫力。このインパクト。ひとめみたら夢に出てきそうです。
マリオ3に似たようなキャラがいて、筆者としてはトラウマものなのですが、わかる方はいるでしょうか?
さて、このゆるキャラの生みの親であるサンテレビ。
阪神タイガースの主催試合は全て生放送、しかもどれだけ延長しても絶対打ち切りは行わない、ということで関西人には非常に重宝されています。
東北出身関東在住の筆者は、残念ながらサンテレビを観たことがありませんが、関西出身の友人どもが「サンテレビで阪神戦。サンテレビで阪神戦」とお経のように唱えているため、その存在だけは認知していました。
なんでも、0時を超えても中継を続けたこともあるそうで、関西人の病的なまでのトラキチっぷりを体現したような放送局なのです。
なお、阪神といえば、2008年。
2008年の事件を語らずして、近年の阪神を語ることはできません。
あれは、阪神がぶっちぎりで首位を独走していたときのことです。
誰もが阪神の優勝を信じて疑わず、とある出版社などはその優勝を待たずして「Vやねん!タイガース」なる、阪神の優勝本を出版していました。
そして、当のサンテレビも「岡田監督(当時の阪神監督)の胴上げ回数を当てよう!」という企画を立てていたのです。
しかし結果は、V逸。
阪神は後半戦に大失速、そして巨人はそれを猛追。
最大13ゲームあった差はみるみる縮まり、ついには逆転を許してしまったのです。
これにはベイスターズファンの筆者も笑いました。
こちらはぶっちぎりの最下位(たぶん首位と30ゲーム差くらい?)でしたが、他に楽しみもないので、大いに笑わせてもらいました。
この事件は阪神ファンのトラウマになっているようで、2chなどではいまだにネタにされています。優勝や好調を確信した瞬間失速は始まるぞ、と。
2015年8月現在、阪神は好調をキープし、首位を走っています。
まだまだ予断を許さない状況ではありますが、同じセリーグファンとして彼らに尊敬と感謝の念をこめ「Vやねん!」の言葉を贈りたいと考えています。
なお、これだけタイガース推しにもかかわらず、サンテレビは阪神電鉄と資本関係がないとのこと。むしろ、一時期はダイエー(ソフトバンクホークスの前身)と資本関係があったのはここだけの話です。