毒舌!ゆるキャラ図鑑

ゆるキャラ制作の経験を持つ筆者が、人様のゆるキャラを勝手に斬ります。

 



碧志摩メグ(ゆるキャラ図鑑No.41)

こんにちは。ぼけねこです。

 

今回紹介するのはこちらの女性

碧志摩メグ(あおしまめぐ)です。

 




 




こちらの方は、ゆるキャラというよりは萌えキャラ。

異業種からの参加となっています。

 

厳密に言えばゆるキャラではない彼女を今回取り上げたのは、いま巷で話題になっているからです。世間のトレンドを取り入れ、みなの注目を集めてやろうという筆者の下心が透けた選出なのです。

 

 

下心といえば、碧志摩メグさんの方もなかなか刺激的な容姿をしています。彼女は17歳(ボーイフレンドなし)の海女さんという設定で、三重県志摩市の公認キャラとして活動を展開しています。

 

 

ただ、そのデザインに対し一部市民からは「女性蔑視で、海女を馬鹿にしている。また、サミットを控える中、海外の人たちへ見られるのは恥だ」との抗議があり、公認キャラの座から引き降ろすべく、反対署名を行うというところまで騒ぎは広がっています。

 

それに対し市は、「すべての人に受け入れられるデザインではないかもしれないが、新しい視点から海女をPRする狙いがある」と撤回はしない姿勢を見せています。

 

 

 

どちらの言い分にも妥当性はあるのかな、というのが筆者個人の感想です。

 

 

たしかに、海女という職業に深くかかわっている人が「海女はこんなにチャラチャラしたものではない。ふざけるな」となるのもわかります。海外の人に萌えキャラを見せるのを恥ずかしいという気持ちもわかります。(まあ日本の文化ですし、秋葉原も有名ですので、なにをいまさらという感じはありますが)

 

一方、市が「新しい視点でPRしたい」という気持ちもわかるのです。若者向けにデフォルメした形で宣伝をしていかないと、そもそも海女に興味を持ってもらえない、というのは自然な発想だと思います。そして、なにより、抗議に屈しなかったという姿勢、対応には拍手を送りたいところです。いまの時代、少数のクレームに負け、意見などを取り下げるということがあまりにも多いですから。

 

 

騒ぎは今後どのような展開を見せるのかは不明ですが、

引き続き注視したいところではあります。

 

 

 

 

ちなみに、志摩市には碧志摩メグとは別にしまこというゆるキャラがいますが、こちらは「万人受けするキャラ」だとのこと。互いに役割分担できるのであれば最高ですよね。

 

 

しかし問題は、写真を見る限り、しまこが万人受けするようにはとても見えないということです。

 

 

むしろ気持ち悪いくらいで、碧志摩メグの負担は限りなく大きくなりそうです。

 

 

 

世間からは批判され、相方は気持ち悪いという過酷な状況に置かれた碧志摩メグですが、厳しい環境に咲く一輪の花のように、これからも頑張ってもらいたいものです。

 

 

 

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