たき坊(ゆるキャラ図鑑No.103)
今回紹介するゆるキャラはコチラ
たき坊
たき坊は東京都八王子市滝山町からのゆるキャラ。
2011年のそごう八王子店閉店、東日本大震災時の計画停電(八王子駅は真っ暗になったそうです)を見た地元のお坊さんが、「みんなを笑顔にしたい」とたき坊を生み出したのです。
お坊さんが生み出したゆるキャラだけあって、たき坊もお坊さんのようなルックスをしています。
しかしたき坊は、もとは妖怪タヌキだったのです。悪さをして回っていたところをおしょさん(=和尚さん)に捕まり、妖気を封印され、お坊さんとしての修業を積まされるようになったのです。
そんなたき坊。なんと年齢は400歳。たしかに、400年も生きれば妖怪にもなるでしょう。
しかし、プロフィール欄には「人間でいえば8歳(笑)」と付記されており、読む者を混乱に陥れます。
ここからは筆者の勝手な推測ですが、おそらくこれは、「妖怪としてはまだまだひよっこ」ということを伝えたいのではないでしょうか。たしかに、妖怪は何百年も生きたりしますもんね。400歳なんてまだまだ人生前半戦なのでしょう。
このように、筆者が必死の思いでプロフィールのボケを拾ったところにです。さらなるボケが飛んできました。
「この姫ちゃん」なるたき坊一味の女の子の紹介文です。
この姫ちゃんは、だいたい900歳。人間でいうと9歳
おわかりでしょうか。
たき坊は「400歳→人間でいうと8歳」、この姫ちゃんは「900歳→人間でいうと9歳」という設定。
つまり、年齢の対応関係がバラバラなのです。
たき坊が400歳で人間年齢8歳なら、「50で人間年齢が1つあがるのだな」と普通は思いますよね? しかし、そうはいかないのが妖怪界。この姫ちゃんはたき坊の倍以上年を食っているにもかかわらず、9歳と言い張っているのです。
考えれば考えるほど謎は深まりますが、なんとなく、制作者でさえその答えを持っていない気がします。あまり深入りするとヤバそうなので、次に進みます。
たき坊はタヌキの癖にブログなどもやっており、筆者もゆるキャラ図鑑主宰者としての義務感に駆られ、大して興味もないのにブログを読みました。
すると、最新から三つ目か四つ目の記事に、「たき坊活動休止」という文字が躍っているではありませんか。
曰く、「本業に集中すべき時期が来ている(中の人談)」とのこと。
休止期間は半年ほどですが、筆者の脳裏に浮かんだのは、GCB47の存在。
なんとこのタヌキ、スパンキーやらカパルやら、そこら辺のごろつきと徒党を組み、バンド活動を展開しているのです。
ごろつきども(参考):
タヌキが抜ければ、GCB47も活動休止に追い込まれるのでは?
焦った筆者は「GCB47 活動休止」とググりましたが、なんと出てきたのは「ワンダイレクション活動休止」「X JAPAN活動休止」といったビッグネームばかり。
筆者はどちらのニュースも初めて知りました。ハッキリ言って、GCB47なぞより100億倍はショックを受けました。ワンダイレクション活動休止? マジですか?
そして、さらに着目すべきは、「GCB47の活動を半年間休止」の記事が投稿されていたのが、2015年1月だということ。
わたしが本記事を書いているのは2016年3月。
つまり、たき坊はとっくに活動復帰しています。
まあ、和尚さんはたき坊など断捨離リストに登録し、そのまま本業に集中すべきだったのではないか?
そんな風に当然の疑問も湧いてきますが、そこはいろいろ事情があるのでしょう。
少し長くなってしまったので、それについては、深く調べることはいたしません。興味のある方はどうぞご勝手に。
筆者はゆるキャラ図鑑主宰者の義務を打ち捨て、ここらで記事を締めようかと思います。